IPO

【ブリッジコンタルティンググループ】新規上場企業データ分析

ブリッジコンタルティンググループ株式会社は、全国に分散している公認会計士のプロフェッショナル資源をデータベース化し、 クライアントニーズに最適な形で提供していくプロシェアリング事業を展開している。

東京証券取引所(東証)または地方証券取引所へ新規上場予定の企業について、独自の視点でデータ分析しています。

企業概要

会社名

ブリッジコンタルティンググループ株式会社

創立年

2011年10月25日

本社所在地

〒105-0001 東京都港区虎ノ門4-1-40 江戸見坂森ビル 7階

事業内容

公認会計士等に特化したプロシェアリング事業

  • 公認会計士等によるコンサルティング
  • プロフェッショナル人材の紹介
  • 経営管理ツールの開発・提供
  • 会計DX支援
  • 公認会計士プラットフォーム「会計士.job」の運営

 

事業説明

ブリッジコンタルティンググループ株式会社は、経営管理ナレッジシェアを軸とした「経営管理コンサルティングサービス」、「プロフェッショナル人材の紹介」等、公認会計士人材の経験・知見のデータベース化・最適配分を通じて、経営管理の課題解決を支援するプロシェアリング事業及び付帯関連事業を運営している。

ワーキングプラットフォーム「会計士.job」というメディアには、様々な経験と知見を有している公認会計士等が2023年3月時点で3,800名超登録しており、当社所属のコンサルタントは、クライアントニーズに適合したサービス提供するため「会計士.job」の登録者から最適な パートナー会計士を抽出・アサインし、プロジェクトを実行していくというプロシェアリングモデルを活用している。

 

財務状況

売上高、利益などの業績推移を目論見書からアップロードしました。

 

会社業績(IR BANKより) 横スクロールできます

年度 売上 営利 経常 純利 EPS ROE ROA 営利率 原価率 販管費率
Sep-18 3.21億 61百万 44百万 28.34 15.74
Sep-19 5.26億 67百万 57百万 36.15 17.98
Sep-20 6.57億 16百万 11百万 6.65 1.93
Sep-21 9.7億 101百万 102百万 66百万 40.53 17.19 9.46 10.37 44.43 45.2
Sep-22 12.7億 96百万 96百万 65百万 36.59 10.41 7.43 7.56 45.95 46.49

 

財務状況(IR BANKより) 横スクロールできます

年度 総資産 純資産 株主資本 自己資本比率 利益剰余金 有利子負債 有利子負債比率 BPS
Sep-18 283百万 163百万 57.6
Sep-19 316百万 220百万 69.5
Sep-20 564百万 321百万 56.8
Sep-21 702百万 387百万 386百万 55 192百万 101百万 26.26 235.74
Sep-22 870百万 622百万 621百万 71.4 257百万 63百万 10.07 351.55

 

IPO情報

新規上場(IPO)に向けて、幾つかの重要な情報をまとめました。

基本情報

業種:サービス業

銘柄コード:9225

上場区分:東証グロース

 

IPO日程

ご利用の証券会社によって、多少のズレが生じますので、ご注意ください。

IPO主要日程 横スクロールできます

ブックビルディング期間 2023年6月7日〜6月13日
ブックビルディング抽選日 2023年6月14日
購入申込期間 2023年6月15日〜6月19日
上場日 2023年6月26日

 

IPO情報

IPOに関する公募総数や公募価格(予定)をまとめます。

IPO情報 横スクロールできます

公募株式総数 200,000株
売出株式比率 50.0%
O.A分 30,000株
想定価格 1,010円
仮条件価格 1,150円(114%)〜1,300円(129%)
公募価格 1,300円(予定)
吸収金額 2.99億円(予定)
ロックアップ 主に180日間
主幹事 SBI証券

 

今後の展望や懸念事項

昨今、テクノロジーの急速な発展・グローバル化等によりビジネスリスクが複雑化し、これに伴いリスクをいち早く識別する専門ノウハウの必要性が更に高まっています。加えて、経営環境としては多々発生する経営リス クに臨機応変に対応していく必要があり、このような専門分野においては、社内人材のみではなく、様々な経験と知見を有している外部人材の活用により、高い実効性を担保することが可能です。

また、少子高齢化や人口減少により生産年齢人口の不足が深刻化し、様々な業界で人手不足が生じるとされる2030年問題などのように、今後も労働力人口の低下が予想さ れており、より効率性の高い企業経営を実施していくには各企業のニーズに応じてアウトソーシングを効果的に活用することが必然となります。

ブリッジコンタルティンググループ株式会社はこのような経営課題を解決するため、全国に分散している公認会計士のプロフェッショナル資源をデータベース化し、 クライアントニーズに最適な形で提供していくプロシェアリング事業を展開することにより、経営支援プラットフォーマーとして、企業の持続的成長を支えていくことで、自社の成長も期待できます。

独自評価及びスコア

これまでの投資経験を活かしたデータ分析で、独自評価及びスコアを付けています。

独自評価スコア:A16

※独自評価スコアはD4(低評価)〜S20(高評価)まで存在します。

独自の評価指標

2017年1月から2023年5月までの過去6.5年間にIPO新規上場(IPO)した企業は、トータル615社でした。

それらの企業データから、以下の9の項目について、ホームページや目論見書(IPO時に発行される報告書)を調査して、上場前に初値上昇率や損失リスク度を分析しています。

  1. 業種(最近、情報通信業の初値上昇率は比較的高い傾向)
  2. 業績(売上高や利益率が健全に成長しているか)
  3. 上場市場(現在、東証プライムに上場する大型株は、初値が上昇しづらい傾向)
  4. 主幹事(IPOを管理する証券会社で多少の影響がある)
  5. 公開株数(少ない方がプラチナチケットになり易いが、当選しづらくなる)
  6. 売り出株式比率(新規発行分と既存分の比率で、低い方が上がり易い)
  7. ロックアップ(大株主が上場日から一定期間、売却できない期間のことで、長めの設定が良い)
  8. 株単価(安い方が、初値上昇率は高くなる傾向)
  9. 同日上場企業数(同日に複数社がIPOする場合は資産が分散して上がりづらい傾向)

これらの9項目の分析結果から、初値上昇があまり期待できそうにない企業については、予めBB申込を辞退して、マイナス=損失リスクを軽減しています。

初値上昇率の予想

2017年1月から2023年5月までの過去6.5年間にIPO新規上場(IPO)した企業は615社で、評価スコア「A16」の企業は17社ありました。

それら企業における初値上昇率(=初値/公募価格)は以下の通りです。

過去データを基に算出した初値上昇率 横スクロールできます

平均値 250%(2.50倍)
最大値 528%(5.28倍)
最小値 126%(1.26倍)
中央値 229%(2.29倍)

過去6.5年間で公募割れした企業はありませんでしたので、初値の公募割れリスクは0%です。

平均値とは、データの合計をデータの個数で割って得られる値=平均値に対して、中央値とは、データを大きさの順に並べ替えたとき、ちょうど順番が真ん中になる値です。平均値の場合は他の値と比べて極端に大きい(または小さい)値があることによって、影響を受けてしまいますが、中央値の場合は、真ん中の値ですので、そのような影響は受けづらいのが特徴です

 

管理人のBBスタンス

過去のデータを分析した独自評価スコアに応じて、管理人のブックビルディング(BB)のスタンスを決めています。

大幅な初値上昇が期待できますので、「すべての所有口座から全力でBB申込予定」です。

公開株数がかなり少ないので当選するのはかなり困難ですが、主幹事のSBI証券が狙い目です。

最後に

不安定な世界情勢や世界各国の利上げ、さらには米シリコンバレー銀行の破綻やクレディ・スイスの破綻など、株式にとってはマイナス要因が多い状況なので、日本国内のIPO新規上場企業への株式投資に対しても、今まで以上に慎重に検討する必要が出てきています。

今回の記事が、あなたの投資判断に有益になれば幸いです。

最後に、あくまで営利を伴わない個人的な自己分析なので、最終的な投資判断は自己責任でお願い致します。